【展示会】種と手 -最上を受け継ぐモノ-

tanetote

その昔、最上地方に様々な偉人達が集まった歴史があるのを知っていますか?

本における雪害の研究拠点として、新庄市に農林省積雪地方農村経済調査所(雪調)が設立されたことをきっかけに、
民藝という言葉を作った柳宗悦、優れた陶芸家の河井寛次郎浜田庄司
ル・コルビジェと共に仕事をしていたデザイナーのシャルロット・ペリアン等、
錚々たるメンバーが招集され、新庄市を拠点として東北の民藝運動を起こしていきました。

沢賢治の意志を継ぎ、郷里で後世の村おこしに当たる活動を実践した松田甚次郎
彼は生涯をかけて、農民生活の向上と農村文化・芸術の確立に取り組んでました。
その経験を記した著作『土に叫ぶ』はベストセラーとなっています。

そんな歴史的にも名を残す偉人達が最上に集まっていました。

して、農作物の観点からも、世界的に希少になっている在来作物が最上にはあります。
「美味しいから」「家族から託されたから」など様々な理由で続く種、最上伝承野菜。
品種改良により、育てやすく安定して収穫のできる野菜が当たり前の時代の中、
この地域で世代を越え、栽培者によって種の保存が続けられてきた作物です。

宗悦等が行った農村調査の際に、

「東北は先祖伝来の尊いものを持っている」

と言葉を残しています。
その言葉は、時代が変わった現代でも僅かながらに残っています。
農作物の種を昔から守り続ける「伝承野菜」があり、農村工業化が進んでも天然資源を素材にし、必要な分だけ手仕事でモノを作る職人がいる。

つかは時代の力に押されて、消え去ってしまうかもしれないモノ。
それは時の法則で仕方の無いことなのかもしれないが、廃れるままに放置しておくのは決して賢明な手段ではないと考えます。
種や手仕事、それらは現代の暮らしに活かして持続させていくことも可能なのではないでしょうか。
そして、それらは工業化が進んだ時代の中で、輝きを増し、大量生産できない貴重なモノに生まれ変わる。
どのようにすることが正解なのかは分かりませんが、まずは最上地方のことを知っていただきたい。
そんな想いから、mog編集部でもある吉野敏充デザイン事務所で今回の展示を開催させていただきます。

お時間のある方は、是非お越し下さい。
展示会場には案内スタッフが常時おりますので、お気軽に話しかけてくださいね。

種と手 -最上を受け継ぐモノ-


会期日程:2015年2月9日(月)〜15日(日)
展示会場:新庄市エコロジーガーデン
入場料:無料
開場:9:30
閉場:16:30

展示イベント特設ページ
http://moginfo.jp/tanetote

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カテゴリー  イベント モノ