出会った 伝統技術 新庄「亀綾織(かめあやおり)」

出会った 伝統技術 新庄「亀綾織(かめあやおり)」

初めて話を聞いたのは、今年の4月*

生まれてから 毎年

父の実家でもある、山形県 新庄市に 行っていたにも関わらず

その存在すら知らなかった 地域に残る 織り物の技術
新庄 亀綾織り

全工程を人の手に頼る程、手間がかかり、機械化も難しい高度な技

時代の流れと共に、消滅と復活を繰り返してきたこの技術

戊辰戦争で、色んな物が焼けてしまいました。
(織り機や織の図を書き残した書物など)

幸いな事に、当時の織師さん(女の人がやってたみたいね)が残していた
自分用メモ(台帳?) が残っていて、それを見ていくつかは復元できました。

■織物には大きく分けて3種類あって、

「平織り」「斜文織」「朱子織り」があります。

※朱子織りは今関係無いので割愛

布は、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が絡まって出来ています。

経糸と緯糸が交互に織られていくのが、「平織り」

経糸と緯糸をちょいちょい飛ばしながら織られているのが「斜文織」

書いて字の如く、「糸の入り方が斜めに入っている」のが斜文織で、
亀綾織は「斜文織」に含まれ、斜文織は別名「綾織り」ともいいます。

DSC_0241

糸を織り機にかけるのも、朝から晩までやって2〜3日

一反を織り上げるのにも、2〜3ヶ月かかります。(個人差はありますが)

新庄 亀綾織り

さらに織物には「先染め」と「後染め」があり、

先に糸を染めてから反物を織るのが「先染め」、

織り上げてから反物を染めるのが「後染め」。

亀綾織は「後染め」になります。

(白い生地もきれいだけど、後染めの布も鮮やか)
亀綾織り 織り機

■1830 年、江戸時代後期から始まりました。
夏の新庄まつりよりは後輩、東山焼よりは先輩です。
(山形の人ならわかるかな)

新庄藩9代藩主戸沢正胤が文政13(1830)年に技術者を招き、藩の特産品として奨 励したのが始まりです。
明治時代の教科書には「新庄は亀綾織の産地」と書かれるほど、 家中の女性たちは皆、亀綾織を織っていたようです。

新庄 亀綾織り
織り上げる「柄」も 様々。

しかし、幾つもあった織柄は、戦争で消滅した書物や生地と共に消滅。

残っていた着物から復元した「井筒菱」などを含めて20 種類程ありますが、
名前が残っているけど、未だに織り方が分からないものなども数多くあるとのこと。

今、現役の織り師は4名。
(今は織ってない方は…4人(高齢だったり織りに向かなかったり))

新庄 亀綾織

そのうちの1人に20代の若き織り師がおりました。
話を聞くと、この織り物の技術は「絶滅寸前」とのこと。

その方の話を聞いていくことで、
もっともっと関わりたいなと思うようになりました。

●何で、絶滅寸前なのか??

ボランティア(主に主婦の集まり)で始める

→雇用では無いので、家庭の事情などでやめる人 多数

→利益を出そうとか、産業にしようって考えがなかった

→高齢化にともない後継ぎを 探すも、給料は払えない

→後継ぎがいないからまた途絶える可能性←今ここ!!

過去の衰退については…
京都とかの関西の方に卸していたので、
地元の産業として発達していたわけではなかった。

当時は、一般人が着られるものでは無 かったため、
その影響もあって滅びの一途を辿ったという面もあったとのこと。

京都に、間に問屋さんを入れずに直売していたので、
運送料がかかるほか、着物税とかな んか着物に対する検閲が厳しくなったことや機械織が盛んになった事で廃れていってしまったとのこと。

しかし
❍ 現在、若い世代の感覚を取り入れながら
今までずっと変わらなかった伝統に新しい光がさそうとしています。

■伝統の暗い歴史に 新しい光を指す

亀綾織り ワークショップ

去年(2012年)からスタートした新庄で行われている地域密着マルシェ
「kitokitoマルシェ」(http://kito-kito.tumblr.com/)の際に、亀綾織生地を使ったワークショップを開催しました。

今まで、亀綾織りを知らなかった小さなお子さんから大人まで楽しんでもらっています。

新庄亀綾織り フラワーアレンジメント

イベント出店の際にフラワーアレンジメントとコラボレーションして
素材の新しい可能性を見せてきました。

などなど、新しい光が活動的になってきています。   —

と、ここまでは今までの「亀綾織り」の説明*

そして、来月 10月20日(日)にまた新しい試みをする動きがあります♬

まゆこれ 一日限定 亀綾織ミュージアム 10月20日 山形新庄  まゆこれ 一日限定 亀綾織ミュージアム 10月20日 山形新庄

また今までとは違った 楽しい提案をしたいと思っています*

私もその中の仕掛け人のひとり*

まゆこれ フォトフレーム

一番初めの沢山の「まる」も、その中の一部として使用されます…♬

お楽しみに♡

「まゆこれ」
一日限定 亀綾織(かめあやおり)ミュージアム in kitokitoマルシェ
2013/10/20(sun) 10:00〜15:00
(入場無料)
場所:山形県新庄市エコロジーガーデン
新庄市十日町6000−1
TEL:0233−29−2122
新庄市 エコロジーガーデン map
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かつての花形産業である養蚕に関する研究を行う国の施設が、この地に開設されたのは昭和9年のことでした。その後、歴史的な使命を終えて施設は閉 所されましたが、市はその跡地を国から取得。新庄市エコロジーガーデン「原蚕の杜」(げんさんのもり)として、一般に開放しました。
今年度は登録文化財に指定(予定)されることもあり、今後とも市民の憩いの場として、マルシェ(手作り市場)や祭、イベント、ワークショップなど様々な催しを開催し、人と人が触れあう環境を提供してまいります。

<参考>まるが繋がる。円が繋がる。縁が繋がる。
http://yu3atmark.wordpress.com/2013/09/16/mayucore1020_info/

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