違いを認める – 地域を創る女性たちと描く最上の未来 – レポート

13日・最上地域女性応援会議(通称:モガジョ)さんからお声がけを頂き、
Mogami Woman’s Summit〜地域を創る女性たちと描く 最上の未来〜

地域内で活動している一人として登壇させていただきました。

第1部の基調講演では 講師に 関根 近子さんをお迎えしての1時間でした。

 最上町の瀬見温泉が出身とのことで、『この地域は自然が近く雪も降るとっても寒いですが、人の心がとっても暖かいですよね。今でも瀬見に帰ると”ちかちゃん、ちかちゃん”と声をかけてくれるのがとっても嬉しいです。』というお話からスタートしました。

 

関根さんは資生堂に美容部員:BC(ビューティーコンサルタント)として入社し、10年間店頭で活動。その後得意先・美容部員教育に10年間携わります。その実績を買われ、当時では男性ばかりであった管理職(支店長・本部長)へと就任していきます。2009年には (株)資生堂本社 国際事業部国際マーケティング部美容企画推進室長。このとき、全世界のBCに「おもてなし応対」の重要性をあらためて浸透・徹底させていきます。

 

そんな経歴の中、女性ならではの子育て・嫁姑問題・介護と仕事を両立するなかで学んだ様々な失敗や苦労の経験から伝えられることをお話ししていただきました。

 

『一人一人を輝かせる組織づくり』というテーマで、”管理職時代、数字・理責めでマネージメントをしていたら、振り返った時には誰もついてきていなかった。その苦い経験から同一的な数字管理から、一人一人の成長を見えやすくする個別管理に変えていきました。”という話がありました。

 

ダイバーシティ(diversity):多様な人材を積極的に活用しようという考え方のこと。『一人一人の個性は短所にもなり、長所にもなり得る。』こんな話は本当によく聞くことだと思うのですが、ついつい自分中心に物事を見ていると自分と意見の違う人間は排除していく傾向があり、それがイジメや地域・組織の孤立を作り出してしまうことに繋がると私も肌で感じています。

 

 

人間が人間として仕事をしている限り、いくらAIが進化しようと接客の仕事だけは人以外には変われないものになる。その人というブレ(個性)を人として、しなやかに受け止めること。

 
これができると仕事だけでなく、生きている中でも心地よくいられそうですよね。

 

関根さんの言葉に背中を押していただきました。

第2部は、地域内の女性活動者にとるパネルディスカッション。

パネリストには、新庄ベンチャークラブから佐藤 美奈さん、地域づくり応援団キラッとO~RA☆DA から 早坂 民奈さん、戸沢村女性消防隊から 星川 麻奈美さん、金山町にある 和太鼓サークル 響華(きょうが)から小野 祥子さん、モガジョから 佐藤 亜希子さん、そして 私も一般社団法人 最上のくらし舎として登壇させていただきました。

それぞれの活動紹介と活動していて感じる自分自身や周りの変化など、ざっくばらんに話していきました。
以下、個人的な感想になりますが一番に感じたことは『世代によって男性と女性の社会格差が異なること』でした。

パネリストは20代〜60代まで、会場内は10代〜70代という幅広い参加者がいましたが
真ん中ばあちゃん世代と言われる50代前後、それ以上の女性たちは『女のくせに何しているのだと言われたことがある』と女性性をネガティブに捉えていたり『女性であることで社会的立場が低いと感じてきた』という言葉が目立ちました。

日本では戦後1955〜73年の約20年にわたり,経済成長率(実質)年平均10%前後の高い水準で成長を続けました。高度経済成長の日本では、結婚・妊娠・出産・育児でどうしても社会から一時孤立すると仕事面において復帰は難しい、という空気があったのだそうです。私も母からそういう話を聞かされたことがあります。

結婚するというと、『寿退社だね』と言われ、仕事を続けていくことを伝えると驚かれたり、嫌味を言われた、といっていました。そんな中でも2人の娘を父と二人で育てた母は強かったんだと思います。日々数字を追いかける金融関係の仕事をしていた母は、負けん気が強すぎたのか息抜きが下手なのか、仕事と介護と家事との両立に無理がたたり、定年を前にドクターストップで退職しました。時代の中で、女性であることのプレッシャーは現代の私たちには想像もつかないことではありますが、そんな中でもしかし、その社会や経済の裏側で、美味しいご飯をつくる女性たちが毎日の生活をしっかりと支えていたという事実もあるかと思います。

結婚・妊娠・出産・育児など『生きる』ことの中心になるようなことがきかっけで、
表に見える社会から1歩も2歩も退いてしまうのは、なんだか悲しいなぁと思うのですが
表・裏が一体になって見えやすくなった近年は、男女の社会的格差は変わらなくなってきたと思います。

むしろ、『女性が!』『男性が!』ということよりも、関根さんの講演にもあったような

違いを受け止め、その性別の異なる互いの長所を引き出し合うような関係でいられると
男性も女性も、その中間も 心地よくいられるのではないかと思いました。

イベント中・会場内にも企画運営メンバーの心遣いが隅から隅まで行き届いていて
こういった中で時間を過ごせたことを感謝します。

 
写真は「活き活きモガジョでいこう!」よりお借りしました。

主催:活き活きモガジョでいこう!
山形県最上総合支庁の新規事業として、一歩を踏み出したい女性の背中を押すきっかけづくりの講座「活き活きモガジョ養成講座 ステキになりたい女性のために!」(通称:モガジョ講座)が開催されます。
モガジョ講座では、連続講座として、やりたいこと・なりたい自分を見つけたり、身近な人とのイイ関係づくりなど、自分を磨いていける内容になっています。

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