種ト02 -バックナンバー

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種トtaneto  02

最上伝承野菜フリーペーパー

 

「種ってそんなに大切なの?」

 

いつも食べている野菜がどこから来ているか知っていますか

どの野菜も、はじめは 小さな小さな「種」でした。
さて、その「種」は一体どこから来ているのでしょうか

 

種ヲ、読ム

 

人はその昔、いろんな場所に移動して、その土地に合った暮らしを自分たちで見つけていきました。
食べるものや気候で、肌の色や体質も変わっていきました。種も同じ。それが野菜の特徴になり、土地の味になっていきました。

昭和30年代頃までは、生産・販売されていた野菜のほとんどは「最上伝承野菜」と同じ固定種でした。
日本各地に、その土地にあった在来作物がありました。
その頃は各町や村に市場があり、自家用に作っている野菜がたくさん出来れば、
それを地元の市場に売り、地元の八百屋が仕入れて地元で消費していました。

それが、1940~1960年頃「緑の革命 ※1」が先進国を中心に起こり、
効率化を求めて市場はどんどん統合され、結局、日本中の産地が地域毎に単一野菜を育てるようになりました。

今や、日本で売られている種のほとんどが外国産。
生産量が上がるように調整された物(交配種)になっています。

私たちが一年中、多種多様に並んでいる形の揃った野菜を手にすることができるのは、
その種から野菜が作られ、安定した出荷量が上がるよう調整されているからなのです。
「育てる側」の事情だけでなく私たち「選ぶ側」も 変化された種を選んできたのです。

このままでは、地域の文化・日本人のルーツが消えてしまいます!

※「緑の革命」1940年代~1960年代に先進国主導で行われてきた農業革命の一つ。
高収量品種の導入や化学肥料の大量投入などにより穀物の生産性が向上し、穀物の大量増産を達成したことである。

 

種は作られ方の違いで大きく2つに分けられる

【固定種】:純系種(←最上伝承野菜は、ここ)

何世代にもわたり、絶えず選抜・淘汰され、遺伝的に安定した品種。
ある地域の気候・風土に適応した伝統野菜、地方野菜(在来種)を固定したもの。

固定された性質が代々受け継がれる種のことで、その作物は、生育の早さも形も多様性を持っているため、皆それぞれに違う。
自家採取でき、地域の食材として根付き、個性的で豊かな風味を持つ。

しかし、それは一斉に同じ形状のものを収穫したいプロの農家には不向きだとされ、現在 数が減っている。

特徴
・種をとりつづけて半永続的に栽培(自家採取)できる
・形や生育の早さが揃わない
・一斉に同じ形状のものを出荷したい農家には不向き。

 

交配種(一代雑種:F1種)

 

人が手を加え、異なる品種を掛け合わせて作った植物。生育性や耐病性に優れたものが生まれる。(遺伝子組み換えと混同される場合もあるが、別物)
また「メンデルの優性劣性の法則」で優性形質だけが現れるため、形も均一のものが出来上がる。

同じ期間に同じ様に育つため、一斉に収穫することが可能。

ただ、二代目以降は形がバラバラに分かれてしまう。

市場で売られる野菜は規格が決まっており、規格外商品は絶対に売れない。
そのため、規格通りの野菜を継続的に作るために今の農家のほとんどが交配種を利用し、
商業ベースで農業を行うためには種を毎年購入する必要がある。

特徴
・形や味、生育が均一で、土地を選ばず育てやすい
・肥料や農薬の使用にも抗体を持ち、安定した収穫が見込める。
・種として安定せず、毎年種を購入しなくてはいけない。

 

参考文献:
『いのちの種を未来に』/野口勲 著
『Spectator vol.23』 フードリテラシー「種のはなし」/雑誌(スペクテイター)

 

育種方法の違いなので「種」を見てもわかりません。
この種の区別をするには、信頼ある表示を見て判断するか、作っている方に確認する他ありません。

生育旺盛な交配種に対し、固定種の生育は均一でないため、見栄えでは太刀打ちできません。
形が不揃いで、天候に左右されやすく流通に出しづらかった。
だけど、実はすっごく美味しくて、生きる力が満点の野菜達というのが「伝承野菜」。
その「最上伝承野菜」に注目が集まっています。

 

最上(もがみ)って?
山形県のコメカミ部分(北東部)にあり、360度が山に囲まれている。
豊富な水源に恵まれ、寒暖の差があり美味しい作物が採れます。

 

種ト、暮ラス ACTIVE 最上伝承野菜

 

実際に農家さんに会いに!伝承野菜を食べに!「最上伝承野菜」との距離が近くなると、いいことがたくさん!

 

■8月9日(土) 畑なすの旅 ~ 最上伝承リレー ~ Batton.4

新庄市本合海(もとあいかい)にある畑(はた)地区で昔から栽培されてきた
「畑(はた)なす」の農家さんと一緒に、収穫し、食べる、知る、学ぶ一日。

メインは「畑なす収穫体験&BBQ!」
+笹巻き作り体験と最上川舟下り体験もできて最上を満喫できちゃいます!
日時:8月9日(土)@山形/最上郡

最上川食堂(新庄市大字本合海1054)

参加費: ¥3.500
持ち物:長靴・軍手(畑に行くので、汚れてもよい服装でお越し下さい。)

ご予約・お問い合わせ
吉野敏充デザイン事務所(最上特産物ブランド普及支援事業)0233-32-1670
メール:contact@moginfo.jp

共催:畑地区畑なす生産者組合・最上総合市庁産業経済部

 

 

■〜「伝承」をめぐる〜

最上伝承野菜フェア in最上 【8月1日(金)~8月17日(日)】

期間中、最上伝承野菜の料理が食べられるお店や旅館、産直をスタンプラリー型式で廻り、
4店舗以上まわって対象の料理の飲食、または宿泊、対象商品を買っていただくと、
抽選で10名様に最上伝承野菜レシピ本をプレゼント。

【期間】 8月1日~8月17日

【期間】
8月1日(金)~8月17日(日)

【参加店舗】

◯料理店
割烹とりや
トラットリアノンノ
カフェノーチェ
JUJUマルシェ
食堂千起

◯旅館
四季の宿 松屋
ゆめみの宿 観松館
湯守の宿 三之丞

◯菓子店、ベーカリー
お菓子の平和堂
smile(すみれ)
ぱん処げたや

◯産直
産直まゆの郷
川の駅ヤナ茶屋もがみ/産直 四季の香
もがみ物産館
□お問い合わせ先:最上総合支庁農業振興課 0233-29-1316

 

【8/1(土)】夏の最上伝承野菜フェアオープニング昼食会

夏の最上伝承野菜フェア開催オープニングに合わせ、
新庄市内にある老舗割烹料理店「とりや」にて
「畑なす」「勘次郎胡瓜」を使った和食をいただく昼食会を行います。

店主のお話のほか、畑なすと勘次郎胡瓜生産者のお話も聞きながら
おいしいお料理をいただきます。

●日時
8月1日(金)11:30〜13:00

●会場
割烹 とりや
〒996-0083 山形県新庄市沼田町6-51

●参加費
2.000円  定員20名様

●参加受付・お問い合わせ
最上総合支庁農業振興課 担当:菅野
0233-29-1316

 

 

■最上伝承野菜を購入したい!

山形・最上エリア産直さんでは季節限定販売しております。
確実にほしいときは電話予約がおすすめ。

▽まるごとやまがた「産地直売所」情報ガイド
http://www.nmai.org/yamagata-sanchoku/

他、飲食店様からのお問い合わせは「もがみ物産館」へお問い合わせ下さい。
[もがみ物産館] http://www.mogami-bussan.com/
TEL 0233-28-8886 (新庄駅隣「ゆめりあ」内)
Eメール: info@mogami-bussan.com
営業時間/8:30~19:00 (年中無休)

最新のイベント情報や、農家さんの日々の暮らしなど日々更新しております。
詳しくは、「最上伝承野菜」で検索!
【Facebbok】http://www.facebook.com/denshoyasai.mogami
【Tumblr】http://mo-ga.tumblr.com/

 

種ト、話ス。

(最上伝承野菜からのあいさつ)

畑なす(はたなす)

僕が日本海を越え、最上川をさかのぼって今の町(山形県新庄市)にやってきたのは今から300年以上も前なんだ。北前船の船頭さんが上方から連れてきてくれたんだって。京野菜の賀茂ナスさんとは、よく似てるって言われてる。兄弟かもしれないんだ。
丸くて大きくて、みんなは立派だねってほめてくれる。形だけじゃないよ!身が締まって味が濃くて、料理しても身崩れなんかしないよ。
今は畑(はた)地区のみんなに育ててもらってる。だから僕は「畑(はた)なす」って呼ばれてるんだ。
旬:7月中旬~9月下旬  産地:新庄市

 

勘次郎きゅうり(かんじろうきゅうり)

僕は隣村から嫁ぐお嬢さんのお供をして今の町(山形県真室川町)の勘次郎さんという農家にやってきたんだ。今から120年以上も前の話だよ。
みんなが知ってるキュウリより短くて太くて、ずんぐりむっくりだけど、色はきれいな淡い黄緑色で水分がたっぷりなんだ!暑い夏に僕をひとかじりすれば、すーっと暑さが和らいで、のどの渇きも忘れちゃうよ!
生でサラダはもちろん、煮ても、炒めても、漬けてもおいしいから一度食べてみてね。
旬:7月上旬~8月下旬 産地:真室川町

 

 

「種ト/taneto」発行者情報
制作 吉野敏充デザイン事務所 最上特産物ブランド普及支援事業
お問合わせ 最上伝承プロジェクト contact@moginfo.jp
発行元 最上総合支庁産業経済部
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